こんにちは!
信楽 ソフトコルギサロンhioliの波多野です(๑’ᴗ’๑)
私には昨年開催した『えんとつ町のプペル展』『にしのあきひろ絵本原画展』で
お世話になりまくった関りのあるスタッフの方がたくさんいます。
原画展会場のプロデュース・会場設営をすべてお願いした晶子さん(写真前列・帽子の方)には、それはそれはお世話になりました(^^)
ちょうど今年の8月末にLily of the valleyのギャラリーがある壺久郎陶房さんにお邪魔した時に聞いたお話。。。
イベント終わってしばらくしてから晶子さんが立ち上げた『Lily of the valley』という陶ブランドが9/1で一周年!!!?
『9/1には間に合わないけど、晶子さんにサプライズしたい!』
って思いついてしまったのです。
Lily of the valleyの陶人形をケーキにしたい!!
Lily of the valleyさんの陶人形は愛嬌があって造りがめちゃめちゃ細かくて。
会場設営の時にも感じたけど、請け負った仕事に対する晶子さんのこだわりがすごい!!
そんなこだわりとセンスがキラキラしてるLilyさんの陶人形。
目を付けたのはこちら↓↓
『まねきねこ六兄弟』シリーズ(^^)
それぞれお顔がかわいくて。大人気のシリーズです。
このお顔を模したケーキは絶対かわいい!!と思っちゃったんですよね。。。
ケーキを作っている知人は多くいるので、絶対作れる人いるはず。
…と思いついたのが、めちゃくちゃ細かいケーキを作るお隣・湖南市のA la maison(アラメゾン)さんでした。
しかも、A la masion(宇佐美菓子店)さんはプペル展を手伝ってくれてて、
原画展会場でスタッフして下さってた方。
(こちらもケーキ店をオープン前!!)
こんなにぴったりな方いない!!と早速相談を持ちかけました
A la maision(アラメゾン・宇佐美菓子店)とは
A la maison は、フランス語で
「自家製の~」という意味。
お菓子を食べて、
ほっと笑顔になってもらえたら嬉しいです。
このHPの中で一番最初にきてるのがオーダーケーキ。
これがきっとA la maisonさんのやりたいことの一つなんやと感じました。
『こんなのがあったらいいな』という気持ちを形にしてくれるケーキ屋さん。
『ご要望に沿えないこともあります。』
とちゃんと明記されてるところがすごい誠実。
そもそも無理をお願いするつもりもないし、納期もそんなに急ぐわけじゃなくて。
オーダーケーキって名前からして、きっと大急ぎで作ってもらうものじゃないですもんね。
ちゃんと『お願いしたいこと』と『完成のイメージ』を共有して、
納得して満足いくものを作ってもらう。
営業日も限られてるので、その範囲でできることをしてもらいたいなーって思ってた
私にぴったりなお店。
できたら、一緒に楽しく作ってもらえたら嬉しいな。。。とか思っていたのは内緒の話ww
A la masionさんとの打ち合わせ
オープンしてから、気になりつつもなかなか行けず。。。
イベント出店されてる時はご挨拶に行ってましたが、実店舗にはまだ行ったことないけど初めての依頼。
そもそもオーダーメイドのケーキを頼むのも初めてで、どう頼めばいいかもわからない私。
まず、イメージがわかないと可能かどうかも判断してもらえないと思い、
オンラインショップのURLがついていたのでLily of the valleyさんのfacebookページのURLをおくりました。
これを見たら、Lilyのことやしょうこさんの雰囲気とかきっと伝わるはず!とも感じていたので。
『プチケーキとかをオーダーすることってできますか?
できたら7つで、
1つはブランドのロゴ。
残り6つは、そのブランドの人気作品のまねき猫6兄弟をモチーフにして作って頂きたいのです。
もし可能でしたら、ぜひ宇佐美さんにお願いしたいのですが。。。』(原文一部抜粋)
失礼なお願いかもしれませんが、まずは聞いてみよう!というわけです。
陶器のオンラインショップはどのページよりも商品について詳細に記載されてるので、
私が選んで画像を送るよりも判断してもらいやすいかなーと(^^)
この質問に返ってきたのがこちら(本文一部抜粋)
『今イメージしているのは、 カップケーキの上にねこちゃん達の顔。
あるいは、デコホップ型の大きい感じです。
具体的なイメージがあれば、お知らせくださいね。』
この文章とともに添えられていたのは、
私がイメージしやすいように写真がついたサイトのURL。
『デコホップ』っていう名前のケーキがあることすら知らない私。
これはめちゃくちゃ助かりました。
しかも、心の中でできたらいいなって思い描いていた最高のケーキ!!
『デコホップ』のでお願いします^^
その後頂いた宇佐美さんのイメージ画像がこちら
下がクッキーの台座になっていて(そんな細かいところまで再現!!)、
全ての猫が立ってる状態。真ん中にLily のロゴのチョコプレート。
最高過ぎる出来上がりイメージ!!
A la maisonさんの本気がすごいケーキの完成
受け取りの前日(といってもほぼ当日)24時すぎを回って連絡が入りました。
そこに書かれていた言葉にも驚愕!!
『顔が難しかった』『微妙なバランスに、目の大きさ、黒目の大きさ』
『作家さんの繊細なお仕事に感服です』
この連絡が来た時に、
『お子さんもいはるのにこんな深夜までこだわって作ってくれてはったんや』という感動と、
『しょうこさんがいつも大変やねんって言ってはることと同じこと言ってはる!!』という驚きでいっぱいに!!
あとは仕上げということだったんですが、もうこの時点で『絶対素敵!』っていう確信がありました。
……ほぼ実寸大でしあげましたよ~という言葉とともにみせてもらったケーキに絶句!
こんなケーキみたことない!!
手のひらサイズでかわいいのは言うまでもなく、
ほんまにケーキですか?って言いたくなる精巧さ。
それぞれのネコたちの顔の色まで再現されてて、この色出すだけで大変やん!!と驚き。
この大変さはきっと宇佐美さんの記憶にも残るはず笑。
しかも、実はしょうこさんと宇佐美さんは面識があったそうなんですよね。
今年の干支の陶人形も宇佐美さんは絶賛してはったそうなんです。
しょうこさん渾身の干支人形↓
これを慎重に慎重に車で1時間かけて信楽に運ぶ私。
超重大任務でした。
Lily of the valleyさんとA la maisonさんの後日談
Lily of the valley代表のしょうこさんは、ただただ絶句。
ケーキを見た瞬間、すべての優先順位がケーキに笑。
小雨が降りだしたのを察した瞬間、すぐにケーキを持って避難するくらい気に入って頂きました^^
私も知らなかったんやけど、中身も一つ一つ味が違うって・・・。
宇佐美さんの細部までのこだわりに私も感服しました。
それにしても、しょうこさんと宇佐美さんのお互いへのリスペクトがすごかった。
素材は違っても、同じものを作ったからなのか、苦労の一部を共有したからなのか。。。
私にはない何かを共有してはるお二人がほんまにすごいなぁって。
モノを創り出すことができない私にはわからないところでもっと別の感動があるんだろうな。
すごいな。陶作家さんもケーキ職人さんも。。。と改めて実感させてもらいました。
私のものすごいむちゃぶりに応えてくれたA la maisonさん、
めちゃくちゃ喜んでくれたLily of the valleyのしょうこさん、スタッフの皆さん。
ほんまにこちらこそありがとうございました!!
また何か思いついてしまったら宇佐美さんに相談してみようと思えるくらい
素敵な体験をさせていただきました。
こだわりのある人はほんまにすごい!!