【信楽情報】勅旨のガラス作家さん信楽で初個展!│繊細で複雑な色のガラスが素敵

こんにちは!
信楽のソフトコルギサロンhioli 波多野です。

10/2(火)~10/8(月)信楽商店街内にあるFUJIKIで開催中の紫香楽高原硝子展に行ってきました(^^)

大下邦弘さんのガラス作品が展示されています。
ご本人が全日在廊してはるので、聞きたいことなんでも聞けちゃう!!

工房にもお邪魔したりしていて、何度見ても素敵な大下さんの作品(*^^*)
見に行ってきました。

大下さんとの出会い

今ではすっかり仲よくしていただいてる大下さん。
信楽に移られたのは2015年9月から。

私が知ったのは、12月に母が読売新聞の記事を『信楽の人が載ってるよ』って渡してくれたのがきっかけ(๑’ᴗ’๑)

陶芸の作家さんやアーティストさんが信楽には多いけれど、ガラス作家さんが移って来られたのはその時、初めて知ったんです!!

ということで、新聞に書いてあった電話番号に連絡して、翌日工房にお邪魔することに。。

初めてお会いしたのに、いろんな話しててめっちゃ長居するっていう笑。
しかも、私の高校の同級生のことも知ってはって!!

ガラス作りの体験もさせてもらったんですが、大下さんはスパルタで笑。

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えらいことになってても、助けてもらえない。

本当は丸いミニサイズのゴブレットが作りたかったのに笑

『失敗ではありません。
受け入れてそこから、いいものにしましょう(*^^*)』って微笑んでるだけ。

ほんまにガラスに触れたり、手直ししたりの手助け一切なし!!!
もちろんアドバイスはしてもらえます。

そんな出会いから、
勅旨のウォーキングの時に再会して、
プペル展でも会場スタッフしてもらって、
原画展会場プロデューサーのしょうこさんのイメージを実現させ、

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その間も工房にお邪魔したり。。。

ガラス作りの時はスパルタな大下さんも、普段はオフザケ好きな方です。

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ツッコんだり、聞かなかったフリしたり、真面目な話したり(ガラスのことになると表情かわりますw)…仲よくさせてもらってます

実は信楽、初個展!

大下さんは今まで全国いろんな場所で個展をしてこられましたが、実は信楽での個展は今回が初めて!!!

岩手の『石と賢治のミュージアム』では、宮沢賢治の作品をイメージした作品を展示。

ギャラリーいわきでの個展も。

茨城のガラス工房シリカでのデモンストレーションの様子が県運営のインターネットTVで放映されてた!

水戸の京成百貨店での個展や東京銀座のギャラリーで個展したり。
京都のお茶室でも個展されてました。

滋賀でいうと草津のギャラリーや大津のギャラリーでも展示されてたのに、信楽は初めて\(^o^)/

FUJIKIのあとにはかまーとの森というCafe&Galleryでの展示も控えていて、2018年は信楽二連続!!

今回の紫香楽高原硝子展

大下さん曰く、
『こんな風に白バックの場所でガラスだけが展示されてる空間は初めて』
なんだそう。

搬入にはたくさんの作品を持ってきて、
展示にもいろいろ悪戦苦闘したそうなんです。

その甲斐あって、ゆったり・しっかり・ゆっくりガラスを観ることができる空間に。

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メインの会場は富山のガラスの学校時代(写真奥の3体)の作品をはじめ、

京都の茶室で個展をされたときの作品などなど。
大下さんのイメージをガラスに表現した作品があります。

作品にかかっているガラスケースもご本人製作。

隠し部屋には、宮沢賢治の作品からイメージした作品2点とライト1点が展示されてます。
隠し部屋は写真奥の壁の間の通路からどうぞ。(写真は前回の展示のものですが)

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宮沢賢治イメージの作品

隠し部屋にある『手紙』

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便せんにアンモナイトの模様が。。。

ライトアップされた色がとてもきれい。

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お花のライト。

ホタルブクロの花モチーフやったら嬉しいなー。

写真だと青っぽくうつりましたが、実際はもっとあたたかい色味のガラス。
この暖かい色のベースはピンク色のガラス。
そこに大下さんの技術が加わって何色って表現が難しい素敵な色に。

これは、もう観てもらって確認してもらうしかない笑。

小堀遠州(茶室での個展のときの作品)

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このガラス作品のタイトルが『小堀遠州』

もちろん上の植物まですべてガラス製!
しかも、このガラスの用途は香水瓶!!!?
植物の部分は蓋なんです∑(OωO; )

繊細すぎて私には絶対、香水瓶としては使えない笑

紅葉にこだわった作品

本物の紅葉を拾ってきて、その色を再現するために試行錯誤されたという作品。

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こちらもお茶室シリーズです。
ほんとにすごい!!!

私のお気に入り

今回の展覧会で私が好きなのは、こちら!!
作品タイトル忘れちゃったけど、このバッカス(ギリシャ神話のお酒の神様)の作品が好き

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よーくみると、腕の筋肉とか、服から出た足とか。。。
さらにちゃんとミニミニゴブレットをバッカスが持ってるところとか。

細かーいところまで作り込まれてるところがすごすぎて。

しかもこのバッカスの部分は吹きガラスで作られているって聞いて、
リアルにこの顔→(;゚д゚)してしまいました笑

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ジワジワ好きになったのは、このアゲハの作品。

初見は、めっちゃ近くで見てしまったから『アゲハ』ってどういうこと?ってなってしまった私。
でも、一度ひいたところからみるとめっちゃアゲハ!!!

すごくおもしろくて、見れば見るほど好きになる作品。
一度アゲハって認識できたら、近くに寄ってももう大丈夫(๑’ᴗ’๑)

シンプルなものほど難しい

そろそろ帰りましょって時に、いらしてくれた外国人のファミリー。

ご夫婦が何度も何度も観て『Amazing!!』と連呼していた作品がこちら。

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こちらは大下さんの工房の敷地にあったすり鉢の陶片(推定:安土桃山時代のもの)をガラスの作品としたもの。。。

熱を加えたときの縮む率がガラスと陶器では違うんだそう。

そのため、ガラスの成分や種類など様々な条件を計算しないとガラスと陶器はくっつかないって(>_<)

何度もガラスを割りながら、さらに熱い思いをしながら完成した奇跡の作品!!
(膨張率が違うと弱い方が割れるそう)

信楽にいるからこそできた作品(*^^*)

展覧会に行かれた方は、ぜひ苦労話を聞いてみてください
(所要時間2時間のアトラクション笑)

紫香楽高原硝子展まとめ

こちらの展覧会では、大下さんのこれまでの作品や代表的な作品を観ることができます(*^^*)

かまーとの森での個展とは、展示内容も会場の雰囲気も変わります(๑’ᴗ’๑)

今回みたいなガラスだけを集中して確認できるような個展は大下さんにとっては貴重な機会です(*^^*)

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同級生の表具師さんも朝から見に行ってくれたみたい。
反射光まで緻密にイメージされた大下さんのガラス作品をぜひ生で見て下さい。

ガラスの独特の光を私の技術では写真に収められなかったんですよね。。。

今回見られなくても、すぐにかまーとの森での個展が始まります(こちらも全日在廊)

紫香楽高原硝子展詳細

紫香楽高原硝子展
日時 2018/10/02(火)~8(月・祝)
   10:00~16:00

場所 FUJIKI
      滋賀県 甲賀市 信楽町 長野 903-1

駐車場 専用駐車場はありません。
    (最寄駐車場:信楽地域市民センター駐車場)

入場無料(会場内撮影OK)

 

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2020年11月12日付 中日新聞朝刊 3面『この人』コーナーに掲載頂きました

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